RETIREMENT / 60s

60代・定年後の街選び
通勤が消えたあと何を優先する?

定年後は、会社までの近さより、病院やスーパーまでの近さが効いてきます。 車を手放しても買い物できるか。坂はきつくないか。家賃を払い続けられるか。通勤のない一日を想像して街を選びます。

公開日:2026年9月11日 更新日:2026年9月26日
まず、ここだけ60代からは「会社に便利」より「毎日の用事に便利」を優先したほうが暮らしやすくなります。

医療・買い物・交通を近くに寄せます。

朝の通勤がなくなったら、どこへ出かける?病院、スーパー、図書館、散歩、公園。毎週使う場所が家の近くにあるかを見ます。車を手放したあとにも同じ暮らしができるかが大事です。
65.7吹田 高齢期*
62.9神戸
62.2高槻
59.6札幌
定年後に残る条件

吹田65.7、神戸62.9、高槻62.2。医療と車なしを一緒に見る

街50㎡家賃車なし*医療*高齢期*
吹田市75,750円56.062.065.7
神戸市67,400円51.857.962.9
高槻市67,100円49.458.562.2
福岡市68,400円43.058.261.3
札幌市57,450円41.356.159.6
この表から分かること家賃が安いだけでは足りません。車を手放したあとも、病院と買い物へ行けるかを一緒に見ます。

高齢期は医療・交通・生活基盤等をまとめたLife Fit Japan内比較値で、介護サービスや健康を保証するものではありません。

駅徒歩5分より、スーパーと内科が徒歩10分のほうが大事かもしれない

退職後は駅を毎日使わない人もいます。スーパー、病院、図書館、カフェ、公園が歩いて行けるなら、用事も外出も近くなります。駅の近さだけでなく、日常で使う場所を見ます。

広さを少し減らして、病院と買い物を近くする方法もある

広い家を維持するため郊外へ離れるより、少し小さな住まいで病院や買い物を近くする選び方もあります。毎日の移動が短くなるなら、広さより便利さを優先する意味が出てきます。

会社へ通わなくなったら、街を見る順番も変わる

現役時代は職場への近さが大きな条件ですが、定年後は病院、スーパー、公共交通、家賃、坂の少なさが前に出ます。通勤には便利だった郊外の家も、車を手放したあとには不便になることがあります。

候補の家から、スーパー、内科、総合病院までを地図で結びます。車を使わず、徒歩・バス・鉄道で無理なく行けるかを見ると、将来の暮らしがかなり想像しやすくなります。

病院が多い街より、自宅から通える病院があるか

国土数値情報の医療機関データでは病院・診療所などの位置を確認できます。国土数値情報「医療機関データ」。ただし施設が市内に多いだけでは十分ではありません。高齢期ほど、自宅から公共交通で通えるか、乗り換えが多すぎないかまで生活圏で見る必要があります。

通勤がなくなったあと、歩いて行ける場所があるか

スーパー、図書館、カフェ、公園、趣味の施設などが歩ける範囲にあると、用事がなくても外へ出やすくなります。病院と交通だけでなく、普段どこへ出かけたいかも見ておきます。

持ち家なら管理しやすさ、賃貸なら住み替えやすさも見る

定年後に購入するなら、長期的に管理しやすい広さ、修繕、坂、医療への距離などを重く見ます。賃貸なら、体力や生活が変わったときに同じ市内で住み替えやすいことは、賃貸の良いところです。住居形態を先に固定せず、街と住まいを同時に考える方法もあります。

70代・80代で暮らし方が変わったとき、同じ都市圏の中で住み替えられる余地を残す方法もあります。

夏の買い物、冬の通院。気候は「外へ出る日」で考える

現役時代は駅までの通勤で毎日外へ出ますが、定年後は外出時間を選びやすくなります。それでも買い物や通院は必要なので、極端な暑さ、積雪、坂が日常の外出を妨げないかを見ます。気候の快適さも「働く街」から「暮らす街」へ見直します。

定年後の街選びでは、通勤の代わりに、病院、買い物、移動、家計、普段の外出を一つずつ見直します。

通勤のない一日で、暮らしやすい街を探す。

病院、買い物、車なし、家賃、坂まで合わせて、60代以降も無理なく暮らしやすい街を全国から比べられます。

暮らし相性診断をはじめる