仕事が多くて
家賃も高すぎない街は?
家賃が安くても仕事がなければ住み続けにくい。仕事が多くても家賃が高すぎれば毎月が重くなります。 この2つを別々に見ず、同じ表に置いて考えます。
家賃と仕事の両方が極端でない場所を探します。

つくば65,300円、福岡68,400円、金沢53,550円。仕事の数字と一緒に見る
| 街 | 50㎡家賃 | 仕事* | 2050人口 | 車なし* |
|---|---|---|---|---|
| つくば市 | 65,300円 | 68.3 | 106.0 | 20.0 |
| 福岡市 | 68,400円 | 66.5 | 100.6 | 43.0 |
| 金沢市 | 53,550円 | 65.0 | 87.3 | 18.6 |
| 仙台市 | 67,250円 | 64.5 | 91.1 | 35.6 |
| 水戸市 | 54,300円 | 62.4 | 90.1 | 17.3 |
Life Fit Japanの自治体比較データ。*仕事は全国平均50の比較値で、求人件数そのものではありません。2050人口の背景には国立社会保障・人口問題研究所の市区町村別将来人口推計を使っています。国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」
仕事68.3は「求人68件」ではない。自分の職種は別に確認する
仕事の数値は、都市どうしの雇用・仕事環境を比較しやすくするために全国平均を50として整理したLife Fit Japan内の比較値です。特定の職種の求人件数、平均年収、採用難易度をそのまま表しているわけではありません。候補都市を絞る入口には使えますが、転職先を決める最後の判断には自分の職種の求人を別に確認する必要があります。
研究職、IT、医療、製造、サービスでは向いている都市が違います。総合値が高い街でも、自分の職種が少なければ実際の選択肢は狭くなります。逆に総合値が中位でも、特定産業が集積していれば本人には合う街になり得ます。
2050年人口は予言ではない。仕事や店が残りやすいかを見る材料
国立社会保障・人口問題研究所の地域別将来推計人口は、2020年の国勢調査を基礎に、市区町村別の将来人口を2050年まで5年ごとに推計しています。実際の人口は企業立地、大学、住宅開発、政策、出生や移動の変化でずれる可能性があります。
この記事では2050年人口を「この街は必ず成長する」という意味では使いません。人口の減り方が比較的緩いか、仕事や交通、医療などが今後も使いやすいかを考える材料の一つにします。仕事の数字が高くても人口が減る街もあれば、人口が保たれても車なしでは暮らしにくい街もあります。
家賃が月1.5万円違う。その差で何を得るかを見る
家賃が月1.5万円違えば年間では約18万円です。その差を貯蓄に回すのか、交通が便利な街に住んで転職先を増やすのか、広い部屋や在宅勤務スペースに使うのかで価値が変わります。安い街を探すというより、「住居費を下げたとき何を失うか」「高い家賃で何を買っているか」を確認すると比較が現実に近づきます。
完全リモートでも、転職したら出社になるかもしれない
今の会社が完全リモートでも、転職や出社回帰はあり得ます。住む街に仕事の選択肢があれば、「会社を変えるたびに引っ越す」可能性を減らせます。
福岡と金沢の家賃差は月約1.5万円。年間なら約18万円
福岡68,400円と金沢53,550円では、単純差で月14,850円、年では約17.8万円です。その差を貯蓄に回すのか、交通や仕事の選択肢へ払うのかで、選ぶ街は変わります。
二人暮らしなら、2人とも転職できる街かを見る
夫婦やパートナーと暮らす場合、片方だけが働きやすい街では負担が偏ります。職種が違えば通勤先も違うので、中心駅への近さだけでなく、2人それぞれが仕事を変えたときにも通える範囲かを見ます。
完全在宅を前提に家賃だけを下げるより、必要なときに出社できる距離と仕事の選択肢を少し残すほうが、働き方が変わったときに引っ越さず済む可能性があります。
在宅勤務を前提に比較するなら、リモートワーク向き地方都市5市比較も参考になります。