人口が減る街は住みにくくなる?
2050年より生活圏を見る
人口が減る街でも、スーパー・病院・電車が近くに残れば暮らしやすさは保てます。 反対に、人口が増えていても車なしでは不便な場所はあります。人口だけで決めない見方をします。
市全体ではなく生活圏まで見ます。

つくば106.0、福岡100.6、神戸80.9、静岡78.8。減り方はかなり違う
| 街 | 2050人口指数 | 車なし* | 医療* | 読み方 |
|---|---|---|---|---|
| つくば市 | 106.0 | 20.0 | 62.9 | 人口増加側。ただし車なしは弱め |
| 福岡市 | 100.6 | 43.0 | 58.2 | 人口を保ちやすく、交通も便利 |
| 吹田市 | 95.1 | 56.0 | 62.0 | 減少が比較的小さく、生活に必要なものもそろいやすい |
| 仙台市 | 91.1 | 35.6 | 56.1 | 減少見込みでも交通・医療の選択肢がある |
| 神戸市 | 80.9 | 51.8 | 57.9 | 人口減少と交通力が同時に存在 |
| 静岡市 | 78.8 | 26.0 | 52.3 | 将来性は注意、生活圏選びが重要 |
神戸は人口減少見込みでも交通・医療は高め。つくばは人口が増える見込みでも、車なし生活は住む場所を選びます。
2050人口指数は将来推計を現在=100にした比較値。将来の人口を保証するものではありません。
人口より先に、スーパー・病院・バスが残りそうかを見る
毎日の暮らしで使うのは、人口そのものではなく、バス、スーパー、病院、学校、役所です。市全体の人口が減っても、駅の近くに店や病院が集まっていれば、住む場所によっては便利さが残ることがあります。
2050年人口は予言ではない。将来を考える材料の一つ
市区町村別の将来人口は、国立社会保障・人口問題研究所の地域別将来推計人口を基礎に見ることができます。2020年の国勢調査を基礎に、2050年まで5年ごとの市区町村人口が推計されています。国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」
ただし推計は、出生、死亡、転入・転出など一定の前提を置いた数字です。企業立地、大学、住宅開発、交通整備などが変われば実際の人口も変わります。この記事では「未来を当てる数字」ではなく、長く住む候補を比べる材料の一つとして使います。
人口が減っても、駅前の店や病院が同時になくなるとは限らない
人口減少の影響は、住む場所で違います。中心部に病院、スーパー、役所、公共交通が集まる街なら、市全体の人口が減っても便利さが残る場所があります。反対に人口が比較的保たれても、住宅地が広く分散し、車なしでは用事を済ませにくい街もあります。
神戸のように人口減少見込みでも交通・医療の数字が高い街と、つくばのように人口が伸びる見込みでも車なし生活は場所を選ぶ街を同じ表へ置くのは、この違いを見るためです。
10年後も使いたいものを、先に3つ決める
仕事を続けるなら、仕事と電車。年齢を重ねた後なら、病院とスーパーと車なし。人によって残したいものは違います。人口指数を見たら、候補駅の周りに自分が使うものが集まっているかを確かめます。
「人口が減らない街」より、減っても困りにくい駅の近くを探す
人口が減らない自治体だけに絞ると、候補はかなり少なくなります。現実には、人口が減っても駅の近くに電車、病院、スーパーがそろう場所を探すほうが使いやすいことがあります。
市の将来人口で候補を見つけたら、最後は住みたい駅の周りを確認します。Life Fit Japanでは、将来性を人口の数字だけで決めません。
長く住む前提なら: 50代からの街選びも合わせると、将来人口だけでなく医療や移動の変化まで見やすくなります。
将来人口の次に見るもの: 転職しても住み続けやすい街と定年後の街選びで、人口推計を実際の生活条件へつなげます。