リモートワークで住む街はどこ?
将来の出社まで考える
今は完全在宅でも、来年は週2出社になるかもしれません。 リモートワークの街選びでは、今の働き方だけでなく、変わったあとも同じ家から通えるかを見ておきたいです。
出社が増えても困らない交通と仕事の選択肢を残します。
街・駅まで具体的に見る: 全国の市区町村データ | 駅・生活圏データ

週5日在宅なら、駅まで20分でも気にならないかもしれません。でも週1回出社なら、毎週その20分を歩きます。リモートだから通勤をゼロ扱いするのではなく、「前より優先順位を下げられる」くらいに考えると現実的です。
つくば・福岡・金沢・仙台・水戸、何を優先するかで変わる
| 街 | 50㎡家賃 | 仕事の比較値* | 2050年人口指数 | 車なしで動きやすい度 |
|---|---|---|---|---|
| つくば市 | 65,300円 | 68.3 | 106.0 | 20.0 |
| 福岡市 | 68,400円 | 66.5 | 100.6 | 43.0 |
| 金沢市 | 53,550円 | 65.0 | 87.3 | 18.6 |
| 仙台市 | 67,250円 | 64.5 | 91.1 | 35.6 |
| 水戸市 | 54,300円 | 62.4 | 90.1 | 17.3 |
つくばは仕事の比較値と将来人口が高めですが、車なしでは住む場所を選びます。福岡は家賃がやや上がる一方、公共交通を使いやすい。金沢や水戸は家賃を抑えやすいぶん、出社日にどう駅へ出るかを先に考えたい街です。
今の会社がずっと完全リモートとは限りません。転職して週3出社になっても暮らせる街なら、住む場所をまた一から考え直さずに済みます。
家賃、広さ、静けさを取りながら、週1〜3回の出社でも無理が出にくい場所を探します。
データ:Life Fit Japan 全国統合データ。*仕事の比較値は全国平均50に換算した比較用の値です。求人件数そのものではありません。
毎日使うのは駅ではなく、机かもしれない
リモート中心なら、仕事部屋や広めの机、オンライン会議をしやすい静けさは毎日の快適さに直結します。駅徒歩5分を10分、15分へゆるめて、その分を一部屋広い物件に使う考え方もあります。
東京へ出るのか、地元で転職するのかで選ぶ街は変わる
東京の職場へ出る前提なら、つくば市という市名より、つくば駅・研究学園駅までの距離と秋葉原から職場への接続を見ます。TXは秋葉原とつくばを結びますが、列車に乗っている時間が通勤の全てではありません。福岡を選ぶ場合も、地元の仕事への通勤と東京への出社は別の条件です。家賃65,300円のつくばと68,400円の福岡を比べる前に、働く先を同じ条件にそろえる必要があります。(つくばエクスプレス・駅情報と路線図)
仕事の比較値68.3や66.5は、在宅求人の多さや自分が採用される可能性ではありません。地元で転職する余地を残すなら、希望職種・雇用形態の実際の募集と、候補住宅から勤務先へ通う経路を組み合わせます。金沢53,550円、水戸54,300円という50㎡家賃も比較用の収録値です。駅近や仕事部屋を確保できる間取りで同じ金額になるとは限りません。
候補物件ごとに、今の出社日数と「週3回へ増えた場合」の往復時間・交通費を並べてみます。在宅日は、回線の提供状況、部屋の遮音、机を置ける場所も確認します。市の仕事の数字が高くても、自宅で一日会議しやすいかまでは分かりません。
「完全リモートだから地方へ」だけで決めない
一方で、完全リモートだけを前提にするのも少し危険です。国土交通省の2025年度調査では、雇用型就業者のうち直近1年間にテレワークを実施した人の割合は全国16.8%でした。完全在宅勤務の割合を示す数字ではありません。テレワークは続いていますが、誰もが完全在宅という状況ではありません。家の広さを取りつつ、出社が戻っても困りすぎない交通を少し残しておく。このくらいが現実的です。(国土交通省)
家の周りは静かで、家賃も少し安い。でも必要な日は街へ出られる。そんな場所もあります。在宅勤務のいいところは、都会か地方かを二択にしなくていいことです。
家賃を下げられるのはリモートワークの魅力ですが、安さだけで選ぶと別の費用が増えることもあります。家賃が安い街の隠れたコストも見ておくと安心です。
働き方が変わる前提で: 仕事×家賃、転職しても住み続けやすい街、東京へ月1〜2回の街選びも参考になります。
リモートワークの街選びは「週何回出社まで耐えられるか」で考える
完全在宅だけを前提にすると、働き方が変わった瞬間に住みにくくなることがあります。候補地ごとに「週1出社」「週3出社」へ変わったときの負担を想像しておくと安全です。
- 完全在宅:広さ、静けさ、家賃を優先しやすい。
- 週1出社:新幹線・特急・高速バスなど、都市への戻りやすさが効く。
- 週3出社:長距離移動より、日常的な通勤時間の短さが重要になる。
- 転職時:地元にも仕事の選択肢があるかを確認する。
家賃、通信環境、静けさ、出社しやすさ、仕事の選択肢まで残る街ほど、働き方の変化に強くなります。