在宅勤務と街

リモートワークで住む街はどこ?
将来の出社まで考える

今は完全在宅でも、来年は週2出社になるかもしれません。 リモートワークの街選びでは、今の働き方だけでなく、変わったあとも同じ家から通えるかを見ておきたいです。

公開日:2026年9月5日 更新日:2026年9月26日
まず、ここだけ在宅向きの街は、安くて広いだけでは足りません。

出社が増えても困らない交通と仕事の選択肢を残します。

机の上のノートパソコン
在宅勤務では、駅までの近さより家の中の快適さが大事になる日もあります。 Wikimedia Commons(CC0)
在宅勤務で変えていいこと、残したいこと駅近は少しゆるめてもいい。でも、週1回の出社、転職、急な会議まで全部なくなるとは限りません。家の広さと、必要な日に街へ出られる交通を両方見ます。
家賃広い家を選びやすいか
仕事転職しても選択肢があるか
交通たまの出社に困らないか

週5日在宅なら、駅まで20分でも気にならないかもしれません。でも週1回出社なら、毎週その20分を歩きます。リモートだから通勤をゼロ扱いするのではなく、「前より優先順位を下げられる」くらいに考えると現実的です。

家賃7万円以下の街から比べてみました

つくば・福岡・金沢・仙台・水戸、何を優先するかで変わる

街50㎡家賃仕事の比較値*2050年人口指数車なしで動きやすい度
つくば市65,300円68.3106.020.0
福岡市68,400円66.5100.643.0
金沢市53,550円65.087.318.6
仙台市67,250円64.591.135.6
水戸市54,300円62.490.117.3

つくばは仕事の比較値と将来人口が高めですが、車なしでは住む場所を選びます。福岡は家賃がやや上がる一方、公共交通を使いやすい。金沢や水戸は家賃を抑えやすいぶん、出社日にどう駅へ出るかを先に考えたい街です。

「会社が変わっても住めるか」で見る

今の会社がずっと完全リモートとは限りません。転職して週3出社になっても暮らせる街なら、住む場所をまた一から考え直さずに済みます。

この表から分かることリモートワークなら駅近を少しゆるめられます。でも、交通をゼロにすると働き方が変わった日に弱い。

家賃、広さ、静けさを取りながら、週1〜3回の出社でも無理が出にくい場所を探します。

データ:Life Fit Japan 全国統合データ。*仕事の比較値は全国平均50に換算した比較用の値です。求人件数そのものではありません。

毎日使うのは駅ではなく、机かもしれない

リモート中心なら、仕事部屋や広めの机、オンライン会議をしやすい静けさは毎日の快適さに直結します。駅徒歩5分を10分、15分へゆるめて、その分を一部屋広い物件に使う考え方もあります。

東京へ出るのか、地元で転職するのかで選ぶ街は変わる

東京の職場へ出る前提なら、つくば市という市名より、つくば駅・研究学園駅までの距離と秋葉原から職場への接続を見ます。TXは秋葉原とつくばを結びますが、列車に乗っている時間が通勤の全てではありません。福岡を選ぶ場合も、地元の仕事への通勤と東京への出社は別の条件です。家賃65,300円のつくばと68,400円の福岡を比べる前に、働く先を同じ条件にそろえる必要があります。(つくばエクスプレス・駅情報と路線図)

仕事の比較値68.3や66.5は、在宅求人の多さや自分が採用される可能性ではありません。地元で転職する余地を残すなら、希望職種・雇用形態の実際の募集と、候補住宅から勤務先へ通う経路を組み合わせます。金沢53,550円、水戸54,300円という50㎡家賃も比較用の収録値です。駅近や仕事部屋を確保できる間取りで同じ金額になるとは限りません。

候補物件ごとに、今の出社日数と「週3回へ増えた場合」の往復時間・交通費を並べてみます。在宅日は、回線の提供状況、部屋の遮音、机を置ける場所も確認します。市の仕事の数字が高くても、自宅で一日会議しやすいかまでは分かりません。

「完全リモートだから地方へ」だけで決めない

一方で、完全リモートだけを前提にするのも少し危険です。国土交通省の2025年度調査では、雇用型就業者のうち直近1年間にテレワークを実施した人の割合は全国16.8%でした。完全在宅勤務の割合を示す数字ではありません。テレワークは続いていますが、誰もが完全在宅という状況ではありません。家の広さを取りつつ、出社が戻っても困りすぎない交通を少し残しておく。このくらいが現実的です。(国土交通省)

家の周りは静かで、家賃も少し安い。でも必要な日は街へ出られる。そんな場所もあります。在宅勤務のいいところは、都会か地方かを二択にしなくていいことです。

WORK STYLE / 働き方が変わっても困らない

リモートワークの街選びは「週何回出社まで耐えられるか」で考える

完全在宅だけを前提にすると、働き方が変わった瞬間に住みにくくなることがあります。候補地ごとに「週1出社」「週3出社」へ変わったときの負担を想像しておくと安全です。

  1. 完全在宅:広さ、静けさ、家賃を優先しやすい。
  2. 週1出社:新幹線・特急・高速バスなど、都市への戻りやすさが効く。
  3. 週3出社:長距離移動より、日常的な通勤時間の短さが重要になる。
  4. 転職時:地元にも仕事の選択肢があるかを確認する。
広い部屋だけではリモート向きとは言えません。

家賃、通信環境、静けさ、出社しやすさ、仕事の選択肢まで残る街ほど、働き方の変化に強くなります。

週5日在宅でも、週3出社になった日を一度考える。

広さ、家賃、静けさに、交通と仕事まで合わせて、働き方が変わっても住み続けやすい街を比べられます。

リモート前提で相性を見てみる
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